■ Proxy プロキシ(プロクシ)サーバーって何?
Proxy(プロキシ・プロクシ) とは日本語で [ 代理 ] という意味を持ち、Proxyサーバーは名前の通り、代理応答を行うサーバーのことです。
では何の代理を行うかというと、組織ネットワーク内のコンピュータ1台1台に代わって外部ネットワークに応答をするという働きをします。
Proxyサーバーの働き |
セキュリティ強化 |
代理応答による、IPアドレスの隠蔽 |
キャッシュ機能 |
ネットワークの高速化を実現 |
まず、組織内のコンピュータがインターネット等の外部ネットワークへ接続する場合、それぞれのコンピュータはProxyサーバーに接続を試みます。
Proxyサーバーは接続してきたコンピュータのIPアドレスを自分のIPアドレスに変換し、要求されたネットワークへ接続します。
このプロセスを経ることで、外部ネットワークからは組織内ネットワークのコンピュータを特定することが難しくなり、セキュリティの強化へとつながります。
( つまり、相手のコンピュータに表示されるIPアドレスは、組織内のどのコンピュータから接続しても、ProxyサーバーのIPアドレスになります。)
このことから、Proxyサーバーはファイアウォール・サーバーと同じコンピュータで動作させることが一般的です。
※ ファイアウォールについてはこちらを参照してください。
また、Proxyサーバーにはキャッシュ機能がついており、一度取得したデータをProxyサーバー内に蓄積しています。
例えば WWW-Proxyサーバーの場合、一度観覧したURLはキャッシュデータとして保存されているため、別のコンピュータで次にそのURLを指定した場合は、WWW-Proxyサーバー内に残っているキャッシュデータを返します。そのため高速な読み出しが可能となり、ネットワークのトラフィック軽減にも役立っているのです。
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